9月28日から10月1日にかけて、設立三十周年を迎えた学際魔女研究会 Arbeitskreis interdisziplinäre Hexenforschung(ドイツ)の大会がドイツ・ラーフェンスブルクにて開催されます。
今回は「魔術・妖術・魔女術:知の伝播と変容」というテーマから21報告が予定されています。
詳しいプログラムはこちらをごらんください。
(ドイツのページですが、英語版PDFへのリンクがあります。)
9月28日から10月1日にかけて、設立三十周年を迎えた学際魔女研究会 Arbeitskreis interdisziplinäre Hexenforschung(ドイツ)の大会がドイツ・ラーフェンスブルクにて開催されます。
今回は「魔術・妖術・魔女術:知の伝播と変容」というテーマから21報告が予定されています。
詳しいプログラムはこちらをごらんください。
(ドイツのページですが、英語版PDFへのリンクがあります。)
日本宗教学会第75回学術大会と魔女関連報告のお知らせです。
日時:9月9日~11日
会場:早稲田大学(戸山キャンパス)31・32号館
個人報告では、本研究会メンバーの田島篤史氏が報告します。
9月10日(土)第4部会・午後の部第2報告(14:25-14:45)「『魔女への鉄槌』にみる夢魔信仰とその起源」
詳しくは大会公式サイトをご覧ください。
文献一覧に以下の文献を追加しました。
<英語文献>
Brian P. Levack (ed.): The Witchcraft Sourcebook (2nd edition), Oxford 2015.
<邦語文献>
黒川正剛「呪術的実践 = 知の歴史的諸相―西欧近世の魔女信仰の視角から」(『コンタクト・ゾーン』7号、2015年)
後藤はる美「公開講演 迷信・軽信・篤信 : 十七世紀イングランドにおける魔女と悪魔憑き」(『白山史学』51号、2015年)
三成美保「魔女裁判と女性像の変容ー近世ドイツの事例から」水井万里子他編『世界史のなかの女性たち』(勉誠出版、2015年)
今後、本ウェブサイトでは特に邦語の魔女関連の文献情報をより充実させたいと考えています。
みなさまからの情報提供もお待ちしております。
info@witch.jp.net(アットマークを小文字に変えてお使いください。)
下記の要領で、阪神ドイツ文学会第221回研究発表会が行われます。
田島篤史氏による魔女関連の報告もあります。
日時: 2016年7月2日(土)13時30分より(土曜日開催です。)
場所: 関西大学 第1学舎5号館603教室
発表2:田島篤史(関西大学大学院博士後期課程)
題目:H.インスティトーリス『魔女への鉄槌』における「契約」概念
司会:長谷川健一(大阪市立大学)
発表要旨:
中・近世ヨーロッパを象徴する魔女狩りは、ドイツ語圏において最も猖獗を極めた。15世紀中葉以降、悪魔や悪霊、そして魔女は次第に学問的に論じられるようになったが、こうした知識体系は後に悪魔学と呼ばれ、魔女狩りに理論的根拠を提供した。本発表では数ある悪魔学書のうちで最も有名なH.インスティトーリス『魔女への鉄槌』(初版1486年)を取りあげる。本書は聖俗両権力から支持されたのみならず、後代の悪魔学者たちがこぞって引用したことから、ヨーロッパにおける魔女認識の基底をなし、魔女狩りを激化させたと考えられている。
1560年代以降、ドイツでは魔女裁判件数の急激な増加とともに、魔女犯罪は次第に画一化されていく。当時、魔女の罪で重要視されたものの一つに「悪魔・悪霊との契約」があったが、インスティトーリスは『魔女への鉄槌』においてすでにこの「契約」概念を、締結方法・条件・対価などにより区別される複合的な概念として論じていた。本発表では、これまで等閑視されてきた「契約」概念の考察を通じて、魔女と悪魔・悪霊との関係、および人間が魔女になる過程を明らかにすることで、魔女迫害論者による理論的正当性とはいかなるものであったのかを示したい。
くわしくは、阪神ドイツ文学会公式ブログをごらんください。
『西洋史学』第258号56頁に掲載されております通り、来る日本西洋史学会第66回大会にて本研究会メンバーによる小シンポジウムが開催されます。
ぜひご来場ください。
日時:2016年5月22日(日)14:00-17:15
会場:慶應義塾大学三田キャンパス・西校舎2階528
<シンポジウムの概要>
1970年代以降、魔女研究は、主として裁判記録を基に、実証的な多くの詳細な地域研究を生み出し、魔女裁判の実態解明を飛躍的に進めた。今、魔女事件はヨーロッパ近世のキリスト教世界に特有の現象ではなく、現代の非ヨーロッパ地域を含めて、時間的・地域的枠組みを取り払い、他の学問分野の成果を利用しながら、全人類に共通の普遍的な現象として研究され始めている。
本シンポジウムでは、中世から近現代にわたって、ヨーロッパ、南アメリカ、東南アジアといったグローバルな視点から、宗教学と人類学を含めて、学際的に魔女にアプローチする。4本の報告はメディアと表象を基軸として展開する。ヨーロッパでは、悪魔学書と魔女狩りとの関係に注目し、また魔女のイメージが版画や絵画といった視覚メディアで表象され、メディアを通じて拡散され、現実を生み出した諸相を明らかにする。さらに近現代ではロマン主義的な魔女像が社会に対する批判を照射する機能をはたしてきたこと、他方、アンデスの場合には、カトリックへの強制改宗と伝統信仰との緊張関係により双方に悪魔や魔女を創造したことを追求する。これらの報告を通じて提示される魔女のイメージは歴史的かつ社会的に形成され、多様でありまた可変的であるが、さまざまな一元化・共有化の動きとの間で再構成されていくものである。
本シンポジウムを通じて、歴史学を中心とした今後の魔女研究の可能性を考えてみたい。
趣旨説明・司会:楠義彦(東北学院大学)
報告1:田島篤史(関西大学)
「中・近世帝国都市ニュルンベルクにおける魔女・メディア・悪魔」
報告2:黒川正剛(太成学院大学)
「表象としての魔女」
報告3:谷口智子(愛知県立大学)
「表象と媒介者—アンデスの悪魔・魔術師・魔女」
報告4:牟田和男(ザールラント大学)
「近現代の魔女言説とフェミニズム」
コメント:小林繁子(新潟大学)、川田牧人(成城大学)
本ブログでもご紹介した、2014年のシンポジウム「呪術的実践=知の現代的諸相― 科学/医療/宗教/その他の実践=知との並存状況から」の成果論文が電子ジャーナルで公開されました。
『コンタクト・ゾーン』Vol. 007(2015)
本研究会メンバー、黒川正剛氏も執筆陣に加わっています。
魔女関係論文(報告要旨)の掲載情報です。
『宗教研究』第89巻別冊 第74回学術大会紀要号、日本宗教学会、2016年刊行
オンラインでご覧いただけます。
3月7日、愛知県立大学サテライトキャンパスにおいて第9回学際魔女研究会が開催されました。
今回は5月に開催される日本西洋史学会における小シンポジウム「魔女研究の新潮流——メディア、領域侵犯、グローバル・ヒストリー――」の準備報告が行われました。
各報告のタイトルは以下の通りです。
趣旨説明・司会:楠義彦(東北学院大学)
報告1:田島篤史(関西大学)
「中・近世帝国都市ニュルンベルクにおける魔女・メディア・悪魔」
報告2:黒川正剛(太成学院大学)
「表象としての魔女」
報告3:谷口智子(愛知県立大学)
「表象と媒介者—アンデスの悪魔・魔術師・魔女」
報告4:牟田和男(ザールラント大学)
「近現代の魔女言説とフェミニズム」
コメント:小林繁子(新潟大学)、川田牧人(成城大学)
2月18日から20日にかけて、シュトゥットガルトにて学際魔女研究会(Arbeitskreis interdisziplinäre Hexenforschung)の大会が開催されます。
本研究会メンバーの小林繁子氏も魔女に関連した報告を行います。
2月20日第一報告(9:00-10:00)
Shigeko Kobayashi, „…wie soll dann Gott vngerechnet oder vngestrafft lassen“ : Der Begriff des Gotteszorns in den Hexenprozessen(「神が見逃し罰せずにおられようか」魔女裁判における神の怒り)
詳しいプログラムについてはこちらをごらんください。(ドイツ語)
本研究会のメンバーである小林繁子氏による単著『近世ドイツの魔女裁判 民衆世界と支配権力』が2015年12月15日、ミネルヴァ書房より刊行されました。
本書は、近世ドイツの国家による支配とはいかなるものであったのかを、魔女裁判という実践を通じて明らかにする。魔女迫害を可能とした枠組みとは何か。魔女迫害を求める民衆はどのような論理と手段を用いたのか。当局は民衆の迫害要求にどのように応えたのか。民衆の声を反映する「請願」と、それに対する君主の「ポリツァイ条令」との循環的な働きを検討することで、相互応答的なヨーロッパの近世的支配のダイナミズムを描き出す。(内容紹介ページより)