関連書籍刊行のお知らせ『中世ヨーロッパ』

ウィンストン・ブラック(大貫俊夫監訳)『中世ヨーロッパ ファクトとフィクション』(平凡社)が刊行されました。
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中世ヨーロッパに関する名だたるフィクションを11点取り上げ、各章ではまず①フィクションの概要、②フィクションの成立過程、③フィクションを支える中世や近代に由来する史料が扱われ、フィクションがどのように構築されてきたかが丁寧に説明されている。それに対して、後半では④実際に起きたこと、そして⑤その認識を支える一次史料が配置され、細心の研究に基づく、より正確な歴史理解が明らかにされる。こうした堅固な構成こそが本書の魅力である。

(訳者あとがきより抜粋)

第10章「中世の人々は魔女を信じ、火あぶりにした」(前田星訳)では、中世風ファンタジーなどに登場する魔女イメージを、一次史料を用いながら検証していきます。
ぜひ手に取ってご覧ください。

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