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目次

概説・通史

  • 阿部謹也『西洋中世の罪と罰―亡霊の社会史』(弘文堂、1989年)
  • 井上正美「一六・七世紀魔女裁判への視覚」(『立命館史学』立命館大学人文学会、1982年)
  • 井上正美「トレヴァー=ローパー『魔女-熱狂』論の検討―魔女裁判研究への覚書―」(『立命館史学』立命館大学人文学会、1978年)
  • 上山安敏『魔女とキリスト教―ヨーロッパ学再考』(人文書院、1993年)
  • 黒川正剛『図説 魔女狩り』(河出書房新社、2011年)
  • 浜林正夫・井上正美『魔女狩り』(教育社、1986年)
  • 牟田和男『魔女裁判―魔女と民衆のドイツ史』(吉川弘文館、2000年)
  • 森島恒雄『魔女狩り』岩波新書、1970年
  • クルト・バッシュビッツ(川端豊彦・坂井州二訳)『魔女と魔女裁判―集団妄想の歴史―』(りぶらりあ選書、1970年)
  • ロッセル=ホープ・ロビンズ(松田和也訳)『悪魔学大全』(青土社、1997年)
  • ジェフリ・スカール/ジョン・カロウ(小泉徹訳)『魔女狩り』(岩波書店、2004年)
  • H.R.トレヴァー=ローパー(小川晃一訳)「十六・十七世紀ヨーロッパにおける魔女熱狂」(『宗教改革と社会変動』未来社、1978年)所収
  • ウォルフガング・ベーリンガー著(長谷川直子訳)『魔女と魔女狩り』(刀水書房、2014年)

研究史

  • 浜林正夫・井上正美『魔女狩り』教育社、1986年
  • 牟田和男「魔女狩りの研究史と現状」上山安敏・牟田和男編『魔女狩りと悪魔学』(人文書院、1997年)所収
  • 小林繁子「魔女研究の新動向―ドイツ近世史を中心に」(『法制史研究』第65号、2016年)

悪魔学

  • 上山安敏・牟田和男編『魔女狩りと悪魔学』(人文書院、1997年)
  • 菊地英里香「近世初期の悪魔学―J・ボダンの時代の裁判官たち(レミ、ボゲ、ランクル、デル・リオ)の言説」(『古典古代学(筑波大学大学院人文社会科学研究科古典古代学研究室)』第2号、2009年)
  • 鈴木暁「『魔女の槌』第一部第三問-スコラ学の議論の進め方」(『専修人文論集』第83号、2008年)
  • 清末尊大「最初の魔女狩り全書『魔女に下す鉄槌 Malleus Maleficarum』の研究(1)・(2・完)」(『北海道教育大学紀要 人文科学・社会科学編』第49巻第1号・第2号、1998年・1999年)
  • 清末尊大『ジャン・ボダンと危機の時代のフランス』(木鐸社、1990年)
  • 楠義彦「16・17世紀イングランドにおける魔女関係書」(『ヨーロッパ文化史研究(東北学院大学ヨーロッパ文化研究所)』第11号、2010年)
  • 黒川正剛『魔女とメランコリー』(新評論、2012年)
  • 黒川正剛『魔女狩り―西欧の三つの近代化』(講談社、2014年)
  • 田島篤史「15世紀における『魔女への鉄槌』の受容―シュパイアーの印刷・出版業者ペーター・ドラッハの会計簿の分析を通じて―」(『歴史家協会年報』第7号、2011年)
  • 田島篤史「『魔女への鉄槌』の製作状況と作品構成 : 初版から第17版までを中心に」(『千里山文学論集 』第96号、2017年、55-74頁)
  • 田島篤史「『魔女への鉄槌』第18版から第24版の作品構成」(『千里山文学論集 』第97号、2017年、1-22頁)
  • 田島篤史「『魔女への鉄槌』第25版から第29版の作品構成」(『千里山文学論集』第98号、2018年、35-61頁)
  • 田島篤史「悪魔学の受容――魔女研究における方法論的試み」(『思想』1125号、2018年、68-85頁)
  • 平尾昌宏「アウグスティヌスと悪の問題―弁神論の歴史的・比較思想的研究に向けて―」(『比較思想研究(比較思想学会)』29号、2002年)
  • 平野隆文『魔女の法廷-ルネサンス・デモノロジーへの誘い』(岩波書店、2004年)
  • 福田真希「フランスにおける魔女と国家 : 魔女裁判と悪魔学における「近代性」」(『思想』1054号、2012年
  • 吉田八岑、熊切武彦「Bibliography of witchcraft and demonology―悪魔学文献解題―」(『早稲田大学図書館紀要』第13号、1972年)
  • カルロ・ギンズブルグ(竹山博英訳)『ベナンダンティ―16-17世紀における悪魔崇拝と農耕儀礼―』(せりか書房、1986年)
  • カルロ・ギンズブルグ(竹山博英訳)『闇の歴史―サバトの解読―』(せりか書房、1992年)
  • H.Rトレヴァー=ローパー(小川晃一訳)「十六・十七世紀ヨーロッパにおける魔女熱狂」(『宗教改革と社会変動』未来社、1978年)
  • ジェフリー=バートン・ラッセル(野村美紀子訳)『魔術の歴史』(筑摩書房、1987年)
  • ジェフリー=バートン・ラッセル(野村美紀子訳)『ルシファー―中世の悪魔―』(教文館、1989年)
  • ジェフリー=バートン・ラッセル(野村美紀子訳)『サタン―初期キリスト教の伝統―』(教文館、1990年)
  • ジェフリー=バートン・ラッセル(大瀧啓裕訳)『悪魔の系譜』(青土社、1990年)
  • ジェフリー=バートン・ラッセル(野村美紀子訳)『メフィストフェレス―近代世界の悪魔―』(教文館、1991年)

地域研究

  • 楠義彦「16・17世紀イングランドにおける魔女関係書」(『ヨーロッパ文化史研究(東北学院大学ヨーロッパ文化研究所)』第11号、2010年)
  • 楠義彦「ランカシャ魔女事件とヨーロッパ化」渡辺昭一編『ヨーロピアン・グローバリゼーションの歴史的位相 : 「自己」と「他者」の関係史』(勉誠出版、2013年)所収
  • 後藤はる美「公開講演 迷信・軽信・篤信 : 十七世紀イングランドにおける魔女と悪魔憑き」(『白山史学』51号、2015年)
  • 小林繁子「トリーア選帝侯領における魔女迫害―委員会を中心に」(『史学雑誌』第117編3号、2008年)
  • 小林繁子「近世ドイツの魔女裁判―民衆世界と支配権力」(ミネルヴァ書房、2015年)
  • 田島篤史「「インスブルックの魔女裁判」再考―15世紀後半における高地ドイツと教皇庁との関連から」(『史泉(関西大学史学・地理学会 )』第113号、2011年)
  • 谷口智子『新世界の悪魔-カトリック・ミッションとアンデス先住民宗教の葛藤』(大学教育出版、2007年)
  • 長谷川直子「魔術と魔女狩り」指昭博編著『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』(ミネルヴァ書房、2012年)所収
  • 林毅「中・近世ケルン市における魔女裁判」同『ドイツ中世自治都市の諸問題』(敬文堂、1997年)所収
  • 浜林正夫「イギリス革命と魔女狩り」(『思想』岩波書店、1978年)
  • 日置雅子「ドイツ・トリアー選帝侯領における近代の魔女迫害―Dr.D・フラーデに対する魔女裁判と“ Reichskhündig Exempel“としてのトリアー」(『愛知県立大学外国語学部紀要(地域研究・国際学編)』第38・39号、2006-2007年)
  • 牟田和男「東南ドイツの魔女裁判」(『九州国際大学論集 法経研究』第4号第1巻、1992年)
  • 牟田和男『魔女裁判―魔女と民衆のドイツ史』(吉川弘文館、2000年)
  • フリードリヒ・ メルツバッハー(瀬口朋子訳)「バンベルク司教領における魔女裁判」(『阪大法学』第132号、1984年)
  • ピエール・ショニュ(長谷川輝夫訳)「一七世紀における魔術使いの終焉―アンシャン・レジームの社会における社会関係と抑圧―」(『魔女とシャリヴァリ―叢書歴史を拓く―アナール論文選〈1〉―』新評論、1982年)所収
  • ロベール・ミュシャンブレ(相良匡俊訳)「十六世紀における魔術、民衆文化、キリスト教―フランドルとアルトワを中心に―」『魔女とシャリヴァリ―叢書歴史を拓く―アナール論文選〈1〉―』(新評論、1982年)所収

宗教学

  • 谷口智子『新世界の悪魔-カトリック・ミッションとアンデス先住民宗教の葛藤』(大学教育出版、2007年)
  • 野村仁子「malleus maleficarum(1487)におけるmalefica概念について」(『南山神学(別冊)』第27号 、2012年)
  • 野村仁子「『魔女への鉄槌』研究(1)–第一部の分析を中心に」(『愛知県立大学大学院国際文化研究科論集』第12号、2011年)

 

法制史

  • 勝田有恒/山内進編著『近世・近代ヨーロッパの法学者たち―グラアティアヌスからカール・シュミットまで―』(ミネルヴァ書房、2008年)
  • 林毅「中・近世ケルン市における魔女裁判」同『ドイツ中世自治都市の諸問題』(敬文堂、1997年)所収
  • 福田真希「フランスにおける魔女と国家 : 魔女裁判と悪魔学における「近代性」」(『思想』1054号、2012年
  • 藤本幸二「糾問訴訟と魔女裁判」勝田有恒/森征一/山内進編著『概説西洋法制史』(ミネルヴァ書房、2004年)所収
  • 牟田和男「東南ドイツの魔女裁判」(『九州国際大学論集 法経研究』第4号第1巻、1992年)
  • 若曽根健治「<資料>近世ドイツ魔女裁判史料二題(一・二)」(『熊本法学』45/51号、1985/1987年)
  • 若曽根健治「徴表と有罪の理論をめぐる一問題-カロリーナにおける-」(『熊本法学』130号、2014年)
  • ウルリッヒ・ファルク(藤本幸二訳)「16世紀後半のある魔女裁判」U.ファルク/M.ルミナティ/M.シュメーケル(小川浩三/福田誠治/松本尚子監訳)『ヨーロッパ史のなかの裁判事例―ケースから学ぶ西洋法制史』(ミネルヴァ書房、2014年)所収
  • ハーラルト・マイホルト(森永真綱訳)「例外犯罪―近世における「敵に対する刑法」?」(『ノモス(関西大学法学研究所)』第29巻、2011年)

ジェンダー

  • 奥田紀代子「魔女裁判におけるジェンダーバイアス―『魔女への鉄槌を道標に-』」(『独逸文学(関西大学)』第50号、2006年)
  • 黒川正剛「魔女と女と死―十六世紀前半西ヨーロッパにおけるハンス・バルドゥング・グリーンの図像を手掛かりに」安田喜憲編『魔女の文明史』(八坂書房、2004年)所収
  • 三成美保「魔女裁判と女性像の変容ー近世ドイツの事例から」水井万里子他編『世界史のなかの女性たち』(勉誠出版、2015年)所収
  • 牟田和男「魔女狩りは女性迫害だったのか」上山安敏・牟田和男編『魔女狩りと悪魔学』(人文書院、1997年)所収
  • 牟田和男「魔女は何を着て踊っていたのか―フュルステンベルク伯領の魔女裁判における着衣―」武田佐知子編『着衣する身体と女性の周縁化』(思文閣、2012年)所収
  • イングリット・アーレント=シュルテ(野口芳子・小山真理子訳)『魔女にされた女性たち―近世初期ドイツにおける魔女裁判』(勁草書房、2003年)
  • アン=ルーエリン・バーストウ(黒川正剛訳)『魔女狩りという狂気』(創元社、2001年)

 

人類学・歴史人類学

  • 黒川正剛「呪術と現実・真実・想像 西欧近世の魔女言説から」白川千尋、川田牧人編『呪術の人類学』(人文書院、2012年)所収
  • 黒川正剛「呪術的実践 = 知の歴史的諸相―西欧近世の魔女信仰の視角から」(『コンタクト・ゾーン』7号、2015年)
  • 安田喜憲編『魔女の文明史』(八坂書房、2004年)
  • キース・トマス(荒川正純訳)『宗教と魔術の衰退』(法政大学出版局、1993年)
  • ウォルフガング・ベーリンガー著(長谷川直子訳)『魔女と魔女狩り』(刀水書房、2014年)

言語学

  • 椎名美智「何を「誓い」、何を「呪い」、何を「願う」のか?-初期近代英語期の裁判と戯曲の世界から」高田博行・椎名美智・小野寺典子編『歴史語用論入門』(大修館書店、2011年)所収
  • 高田博行「ドイツの魔女裁判尋問調書(1649年)に 記されたことば―裁判所書記官の言語意識をめぐって」金水敏・高田博行・椎名美智編『歴史語用論の世界―文法化・待遇表現・発話行為』(ひつじ書房、2014年)所収

美術

  • 井上正美「魔女と悪魔と空模様」(『立命館史学』立命館大学人文学会、1994年)

民衆文化

  • 池上俊一『魔女と聖女』(講談社現代新書、1992年)
  • 高橋義人『魔女とヨーロッパ』(岩波書店、1998年)
  • フランツ・イルジーグラー/アルノルト・ラゾッタ(藤代幸一訳)『中世のアウトサイダー』(白水社、2005年)
  • ミュシャンブレ、ロベール、相良匡俊訳「十六世紀における魔術、民衆文化、キリスト教―フランドルとアルトワを中心に―」(『魔女とシャリヴァリ―叢書歴史を拓く―アナール論文選〈1〉―』新評論、1982年)所収
  • ベルント・レック(中谷博幸・山中淑江訳)『歴史のアウトサイダー』(昭和堂、2001年)

史料

  • 上口裕「カール五世刑事裁判令(1532年)試訳」(『南山法学』第37巻第1~4号、第38巻第1号、2014年)
  • 鈴木暁「『魔女の槌』第一部第三問-スコラ学の議論の進め方」(『専修人文論集』第83号、2008年)
  • 田中雅志『魔女の誕生と衰退―原典資料で読む西洋悪魔学の歴史』(三交社、2008年)
  • 塙浩『塙浩著作集4―フランス・ドイツ刑事法史―』(信山社出版、1992年)
  • 吉田八岑、熊切武彦「Bibliography of witchcraft and demonology―悪魔学文献解題―」(『早稲田大学図書館紀要』第13号、1972年)
  • 若曽根健治「<資料>近世ドイツ魔女裁判史料二題(一・二)」(『熊本法学』45/51号、1985/1987年)
  • ロッセル=ホープ・ロビンズ(松田和也訳)『悪魔学大全』(青土社、1997年)

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