9月22日に早稲田大学で行われたシンポジウム「ルネサンス期ヨーロッパにおける魔女表象と社会の変容」についての記事が、
ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所のブログで公開されました。
書籍刊行のお知らせ
魔女関連の書籍が刊行されました。
黒川正剛『魔女・怪物・天変地異-近代的精神はどこから生まれたか』筑摩選書
ヨーロッパ中世末期、怪異現象が爆発的に増殖したのはなぜか。一方で魔女狩り、他方で驚異の部屋が作られる中、近代的思考はいかに誕生したかを探る。図版多数。 (内容紹介より)
ぜひ手に取ってご覧ください。
魔女関連シンポジウムのお知らせ
ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所シンポジウム(「早稲田大学高等研究所セミナーシリーズ〈新しい世界史像の可能性〉」との共催)のお知らせです。
日時:2018年9月22日(土)14:00~17:30
場所:早稲田大学戸山キャンパス39号館6階第七会議室
タイトル:「ルネサンス期ヨーロッパにおける魔女表象と社会の変容」
司会:高津秀之 (東京経済大学准教授)
報告1: 黒川正剛 (太成学院大学教授)
「変容する魔女表象―身体と感情をめぐって」
報告2: 田島篤史(大阪市立大学都市文化研究センター研究員)
「帝国都市ニュルンベルクの魔女裁判にみる悪魔学的要素と萌芽的近代性」
報告3: 小林繁子 (新潟大学准教授)
「名誉をめぐる攻防―「魔女」の名誉棄損訴訟と司法利用の戦略」
詳しくは、ヨーロッパ中世・ルネサンス研究所のウェブサイトをご覧ください。
魔女シンポジウム報告掲載のお知らせ
昨年11月に太成学院大学で行われたシンポジウム「魔女とマス・メディア ―ヨーロッパ近世の他者のイメージをさぐる」の報告が同大学紀要に掲載されました。
こちらからPDFをダウンロードできます。
魔女関連論文のお知らせ
魔女関連論文の掲載情報です。
田島篤史「『魔女への鉄槌』第25版から第29版の作品構成」(『千里山文学論集』第98号、2018年、35-61頁)
『思想』魔女特集
岩波書店発行『思想』2018年1月号では「魔女研究の新潮流」特集が組まれています。
特集の内容は内容は以下の通り:
「思想の言葉」 池上俊一
「表象としての魔女――図像と生成されるリアリティ」 黒川正剛
「魔女のダンスとサバトの成立」 池上俊一
「〈魔女〉は例外犯罪か――近世ドイツにおける犯罪と拷問」 小林繁子
「悪魔学の受容――魔女研究における方法論的試み」 田島篤史
「近代における魔女神話――ロマン主義からフェミニズムまで」 フェーリックス・ヴィーデマン
「リマの異端審問――マリア・ピサロ事件におけるエクスタシーとユートピア幻想」 谷口智子
〈研究動向〉「個とマテリアリティに験ずる呪術――文化人類学における呪術研究」 川田牧人
〈名著再考〉キース・トマス『宗教と魔術の衰退』 楠 義彦
ぜひ手に取ってご覧ください。
第12回研究会のお知らせ
次回の学際魔女研究会(第12回)のお知らせです。
日時:2018年1月27日(土)14:00-17:00(開場13時)
会場:大阪市立大学杉本キャンパス、文学部棟1階122室
発表者:大黒俊二氏(大阪市立大学文学部教授)
発表題目:「ある「魔女」の作られ方―「魔女」ベレッツァ・オルシーニの手記と審問記録(1528年)より―」
どうぞ奮ってご参加ください。
「帝国と魔女で読み解くヨーロッパ」ワークショップのお知らせ
下記の要領でワークショップが開催されます。
奮ってご参加ください。
愛知大学人文社会学研究所主催ワークショップ
「帝国と魔女で読み解くヨーロッパ」
開催日時:2017 年 11 月25 日(土) 13:00 ~ 16:40 ※開場 12:30
開催会場:愛知大学 豊橋校舎 研究館1階 第1 .2会議室
豊橋鉄道渥美線 「愛知大学前」下車すぐ ※ご来場の方は公共交通機関をご利用ください。
プログラム
13:00 開会のあいさつ 伊東 利勝 (愛知大学人文社会学研究所所長)
13:10 趣旨説明 小野 賢一 (愛知大学文学部准教授)
13:30 「シモン・ド・モンフォール研究の現在―アンジュー帝国の視点から」 朝治 啓三 (関西大学文学部教授)
14:30 休憩
14:40 「中・近世ティロール伯領における魔女裁判」 田島 篤史 (大阪市立大学都市文化研究センター研究員)
15:40 コメント 高田 京比子(神戸大学大学院人文学研究科准教授)
16:10 質疑応答
16:35 閉会のあいさつ
申込不要
聴講無料
シンポジウム情報再掲
先日お知らせしたシンポジウム情報の詳細版です。
「魔女とマス・メディア ―ヨーロッパ近世の他者のイメージをさぐる」
近世のヨーロッパでは魔女狩りが猛威を振るいましたが、その動向には魔女に関する情報を伝達する様々な媒体が重要な役割を果たしました。
本シンポジウムでは、魔女を扱った当時の書籍やチラシ、また版画や絵を「マス・メディア」としてとらえ、当時のヨーロッパの人々にとっての魔女を含む「他者」とマス・メディアの関係について考えます。
本シンポジウムは、科研費:基盤研究(C)「近世のヨーロッパとラテンアメリカにおける社会的周縁者の創出とメディア」(研究代表者・黒川正剛)の研究成果を、広く一般に公開するために開催されます。
多数のご来場をお待ちしております(入場無料・申込不要)。
ポスターはこちら
①日時: 2017年11月19日(日) 10時30分~12時00分
②場所: 太成学院大学 東館3階 E301教室
③プログラム
開会の挨拶 足立裕亮(太成学院大学学長)
司会 糸田千鶴(太成学院大学人間学部教授)
研究報告1 「魔女はなぜ信じられるようになったのか?」
黒川正剛(太成学院大学人間学部教授)
研究報告2 「犯罪者と悪魔-近世ドイツの印刷メディアから」
小林繁子(新潟大学教育学部准教授)
コメント 楠義彦(東北学院大学文学部教授)
質疑応答 フロア(一般来場者の方々・学生)
閉会の挨拶 黒川正剛
※太成学院大学
所在地:大阪府堺市美原区平尾1060-1 Tel: 072(362)3731
HPアドレス:http://www.tgu.ac.jp/
*近鉄南大阪線・長野線「喜志」駅、地下鉄御堂筋線・南海高野線「なかもず」駅から無料シャトルバスを運行しています。シャトルバスダイヤはHPをご覧ください。
※シンポジウムに関するお問い合わせ
majosympo@tgu.ac.jp 「魔女シンポジウム(TGU黒川研究室)」まで。
※当日は、大学祭「TGUフェスタ」も開催されています。
魔女関連論文のお知らせ
魔女関連論文の掲載情報です。
田島篤史「『魔女への鉄槌』第18版から第24版の作品構成」『千里山文学論集 』第97号、2017年、1-22頁。